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2012-03-18

2012年3月17日 二格山-三玄宮山縱走

三玄宮歩道の下り道
春の山はおぼろ、三度目の二格山や三玄宮山からの台北、木柵ははっきり見えなかった。天気がよく、気温も上がって夏山の到来を予感させる山行であった。二格山は裏側の栳寮から登り、西に稜線を縦走し、三玄宮山から猫空ロープウェイ脇を通り、茶葉古道を下って指南小学校へ、その後指南路を政治大学正門まで歩いた。出発点の栳寮は標高460mぐらいあり、ここからの674mの二格山までの登山道は、他の登山道に比べると標高差がもっとも少ない。二格山からの縦走は下り基調であり、登り返しがあるものの、後半は平坦な部分も結構あり、前回の耳空龜山縦走に比べると楽であった。

木柵の山々の一部
右の栳療から木柵政治大学まで歩く(クリックで拡大)

雨が多かった台北の冬もそろそろ終わりに近づき、今日は天気のよい週末日で登山客は非常に多い。家を7時に出発、公館からMRTで行き新店駅には、7時半すぎに着いた。北宜公道を坪林まで行く緑12番バスは8時15分発で、少し早すぎたすぎたかと思ったが、バス乗り場にはすでに20数人が並んでいた。発車時刻が近づくと、行列は数倍の長蛇となった。かろうじて席にありつけたが、バスはすぐ満員御礼で、半分近くが積み残しとなった。新店バスは増便を出したようだ。後ほど栳寮で下車して間もなく、増便バスがやってきた。

新店バスターミナルの緑12番バス
バスは、銀河洞バス停で4分の一ぐらい、十分バス停で半分以上乗客を降ろし、栳寮につくころにはガラガラになっていた。北宜公道を行く自転車を追い越し、けたたましいエンジン音のバイクに追い越され、8時50分、新店から35分で栳寮についた。栳寮バス停の脇は、展望台の小公園になっており、谷の向こうには皇帝殿山の鋸状の稜線がかすかに見える。道脇のつつじが満開だ。

栳寮から見る、遠くに皇帝殿山
栳寮と北宜公路
第一登山口
小公園のはずれに石碇の大きな文字がある石塔の上に、茶のふるさと象徴の大急須がのっている。この脇から二格路が分岐する。道はゆっくりとしたのぼりで、墓地の脇を回っていくと、仏清寺方向への標識がある分岐が現れ、ここを左に取る。このあたりから二格山が前に大きく見え、目をこらすと頂上の展望台が判る。道脇にはつつじや桜が植えられている。つつじはまだ咲いているが、桜は1本の山桜が咲いている以外は、すでにすべて葉桜になっている。あと半月ぐらい早く来れば、桜並木だったろう。歩き始めて30分弱で、二格山登山道の第一登山口に着いた。

第一展望台から山頂を見る

登山口には何の標識もないが、急な階段が産業道路の脇からあがっていくので、すぐわかる。階段を登りはじめしばらくすると小尾根上をいくようになる。登り始めて10分ぐらいで、あずま屋のある分岐に着いた。ここは第二登山口からの道が合流する。あずま屋には多くの登山客が休んでいる。ここからも結構急な階段の道が続く。木々がきれて、右に筆架山の山なみが見える。登山口から25分で第一展望台についた。ここは去年6月に一度立ち寄った。頂上へはもうあとわずか。頂上の展望台も見える。10時少し前、栳寮から約1時間で二格山頂上についた。三度目の二格山は、晴天ではあるが今日は展望が利かない。台北101ビルもかすかにわかる程度、台北市街などはかすんでいる。晴れが2,3日続いたこともあるが、もともと春の山は遠景を期待できない。食事をとりながら休んでいると、数人の登山客が登ってきた。

二格山山頂から猴山岳、台北方向を望む、台北はかすみの中
2011年12月、同じ二格山山頂から台北を望む
稜線上の岩
二格山は頂上が長細いので、下り始めは平坦なよい道が続く。去年6月はこの道を登ってきた。大きく下りがはじまるところから、土の山道となる。ところどころ道幅の広いところで、ぬかっているところもあるが、多くの登山客が歩いているこの登山道は程度がよい。岩の露出部分や、急な下りには補助ロープも張ってあるところもある。数人の登山客とすれ違った。登り返しが二回ほどあるが、たいしたことはない。南邦寮山は、気付かずに通りすぎてしまった。木々の切れ目からは、縦走の終点、頂上に送電塔を戴いた三玄宮山やその左奥には鵝角格山が見える。

二格山下りの稜線から見る三玄宮山とその左奥の鵝角格山
中華電信中継塔とそこへ続く道
二格山から45分で縦走路を下りきると土地公廟のある、広々した鞍部である。多くの人が休んでいる。ここへは北宜公道から産業道路が上がってくる。反対側へ下れば、草楠へ続く。前回はこの道を登ってきた。鞍部から中華電信の中継基地へ広い道が尾根上に続く。右には猴山岳の山並が見える。さらに進むと、今度は左側に中崙山やその右には直潭山の山々がある。さらにその先にかすんで大桶山の山容がのぞいている。中崙山から直潭山へは、いずれ縦走したいと思う。幅広の道は、中継基地の門で終わりだ。その直ぐ左に猫空円山へ続く道がある。猫空尖への縦走路は、手前の42号電柱の脇から下っていく。ここから、猫空ロープウェイや谷を挟んで反対側に指南宮が見える。

中継塔付近から見る猫空の谷、遠くに右の山腹に指南宮、その左奥に政治大学キャンパスが見える
貓空尖
北宜公路への分岐点(幹に道標示)
急な坂を下りきり、登り返し始める。道は二格山の道に比べると劣るが、それでもよく歩かれている道は歩きやすい。急なのぼりや補助ロープのある岩などもあるが、竹林が現れ15分ぐらいで猫空尖(標高562m)に着く。下りは少し急だが、右に猫空へ直接尾根を下る道を分け、縦走道は南方向に進む。しばらくするとまばらな竹林にでる。ここはタケノコ栽培をしているのだろうか。竹林が終わり雑木林に入ると、北宜公路十六分に続く道が左に分かれる。進行方向はまた西になり、右にゆっくりした登りを行くと四面頭山への分岐になる。分岐の少し先で右に十六分山への登り道が分岐するが、展望もないようなのでパスする。ここからは、道は稜線ではなく山腹をまいていく。おおむね平坦な気楽な山道である。途中、振り返ると木々の切れ目から二格山や中継塔が見える。けっこう高い位置にある。三玄宮山は、先に分岐した四面頭山から続く六分山への山並みからは離れていくので、北宜公路を走るバイクのバリバリという騒音は聞こえなくなる。それにしても、毎週末バイクがこのように騒音を撒き散らし谷間の道を行くのでは、付近の住人はたまったものではないだろう。

三玄宮山への道から見る二格山と右に中継塔
12時20分、中華電信の中継塔から約1時間10分で、三玄宮山(標高478m)の展望あずま屋に着いた。稜線縦走はここで終わりだ。眼下には猫空ロープウェイ駅がある。遠くには今日の行程終点の政治大学のキャンパスが見えるが、その先はかすんでいる。食事をしながら休んでいると、一人登山客がやってきた。同じく二格山から1時間半ぐらいで縦走してきたそうだ。とても健脚だ。食事をすませ、送電塔方向へ少し登る。送電塔の脇の草の切れ目の中に、基石がある。ここが三玄宮山の頂上だ。周囲は樹木で展望はまったくない。

三玄宮山から猫空ロープウェイ駅が眼下に見える
猫空駅
三玄宮山からは、ずっと麓まで下り一本である。鵝角格山への鞍部には、あずま屋がある。犬をつれた観光客も登ってきてた。道は立派な手すりもある、コンクリートの階段が下っていく。ここからは登山ではなく観光地である。三玄宮登山道を下っていくと、約30分で猫空ロープウェイ駅に着いた。周辺は多くの観光客が散策している。ロープウェイ駅の脇の道をさらに下っていく。右に猴山岳、振り返れば鵝角格山や三玄宮山がすでに高くそびえている。2度ほど指南路の車道を横切り、下がっていく。茶畑の脇をいくあたりからは、石とコンクリートの立派な道から素朴な切石の石段道に変わる。苔むした石段の道はまさに茶葉古道の風情だ。右に見えている指南宮の位置がだんだん高くなっていく。猫空ロープウェイ駅から約30分、2時少し前に登山道の入口、指南国民小学校についた。校門前に粽15番のバス停があるが、このバスは一方方向で猫空ロープウェイ駅など大回りをしていくので、木柵まで歩くことにする。指南路を歩くこと20分、2時20分に政治大学の正門バス停に到着、今日の行程を終了した。
苔むした茶葉古道

歩行距離は11.6km、休憩も入れた行動時間は5時間半である。二格山に登った後は下り基調の縦走路、なおかつ三玄宮山から木柵へは単純な下りなので、それほど体力を要求されないルートであった。山道の程度もよく、歩きやすい山行である。木柵周辺の山はこれで4回目となる。近くて手ごろな山々だ。3月に入ってからの山登りは、虫が活動をはじめので、始終顔の周りを飛びまわりうるさい。これからの山登りは、虫除けが必要だ。

高度プロファイル

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