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康樂山頂上から見る台北市街 |
前回八月中旬の登山の後、左ふくらはぎの肉離れを起こしたので、治療のためしばらく登山を控えていた。痛みもおさまり、今週前半に確認も含めて行ったジムでも大丈夫だったので、登山を再開した。と、いってもいきなりきついルートを歩いて、途上問題が起きてもまずいので、万一の場合中断もできることを考え、内湖の低い山を登った。結果は問題なく完歩できたが、しばらくぶりの登山なので、9キロぐらいの道のりだが少し疲労を感じた。来月には台湾中央の高山への計画があるので、これからトレーニングのためにも少しずつ距離や高度を上げて、登山をしていくつもりだ。
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一番市街に近いルート、以前の軌跡(新山、大崙頭・尾山)も表示 |
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葫洲からスタート、東湖まで歩く |
今回のルートは、台北市親山歩道がある大湖わきの白鷺鷥山(標高143m)を登り、その後成功路の対面から始まる康楽山親山登山道を歩き、途中分岐して康楽山(標高128m)を往復し、安泰街に出た。引き続き明挙山登山道を経由して內溝溪生態展示館へ、そこから舗装路の康樂路を東湖へ歩いた。
この三本の親山歩道は、それぞれ標高は100mレベルの山だが、登り降りがあるのでそれなりの歩きがいがある。道の整備度は、白鷺鷥山は全行程石畳で、ステンレス手すりも設けられている立派な道だが、あとの二本は一部を除いて土の素朴な道だ。明舉山步道は、ところどころ結構急な登り下りが現れる。内湖の山々は、木々に覆われているので展望があまりないが、それでも康樂山からは、南側が開けており、台北や汐止の街、その奥の山々が見えた。人里に近い山なので、登山客も多い。平日のせいもあるが、年配の登山者やパーティーと多く出会った。中には、裸足で歩く登山者も見かけた。
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白鷺鷥山登山口(金湖路側) |
家を7時半過ぎに出発、MRT文湖線で葫洲駅に向かう。車窓から大湖の奥に白鷺鷥山が見える。8時10分過ぎに葫洲駅に着いた。そこから金湖路を白鷺鷥山登山口へ歩く。このあたりは数年間訪れていないが、その間にかなり開発され街並みは見違えるほど変わっている。金湖路は、住宅の建物が途切れると道が右方向に登っていく。しばらくすると、登山口の表示が現れる。分岐する路地を少し登ると、右に登山道入口がある。説明板や道標、街灯が設けられている。立派な石畳の道が始まる。農作物の間の道を進むと登りが始まる。すぐに右にあずま屋が現れ、人が休憩している。ここは付近の住人がよく登るのだろう。
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立派な登山道、街灯もある |
下り側の道も同様だが、山道はつづら折りでゆっくり高度を上げていく。途中、近道の土の踏跡があるが、石畳の道なりに登っていく。街灯もところどころあり、暗くなっても登ることが出来るだろう。登山口から登ること20数分、9時少し前に白鷺鷥山頂上に着いた。頂上は中央に基石がある広場状だが、周囲は樹木があるので展望はきかない。唯一南西方向の樹木が少なく、101ビル方向が望める。ただ、頂上前の道から、東方向が望める。1月に訪れた
新山が見える。左側がすっぱり切れているので、すぐ判別できる。基隆方向には
五分山や
姜子寮山が連なっている。更に遠くには、
基隆山、その右には
半平山も望める。
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白鷺鷥山頂上付近から五指山、新山方向を見る |
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左のピークが基隆山、その右に半屏山、無耳茶壺山のピークも見える、すぐ手前は康楽山 |
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白鷺鷥山山頂 |
頂上にはプラスチック製の椅子が幾つか置かれている。箒などもあり、ボランティが掃除をしているのだろう。お年寄りが体操をしている。持ってきたコーヒを飲み、しばし休む。登ってきた道をそのまま進むと下り道が始まる。下り側は等高線が混んでいるので、つづら折りも頻繁に現れ、手すりも途切れること無く設けられている。下り半ばで「佛」が背後の石に刻んである椅子が現れる。登りには、一休みにちょうど良いだろう。登ってくる登山客と数人すれ違う。下ること十数分で登山口に着いた。トイレやあづま屋などが設けられている。ここから見る大湖は結構大きく、湖面には五指山やMRTの高架橋を映している。
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大湖に映る五指山山塊とMRT高架橋 |
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康楽山登山道、康寧醫院への分岐 |
9時半成功路を渡り、道標に従い右に進むとまもなく、康楽山親山登山道入口の表示がある。人家の中を行くような形だが、成功路五段350巷の表示があり、そこが登山口だ。少し進むと、登山道の道標がある。はじめは手すりのあるコンクリ製階段の急坂が続く。作物が植えてある畑を左に見て少し行くと、コンクリの道は途切れ、土の道となる。康寧醫院への道を右に分け、枕木の階段を登っていく。枕木は設置からかなり時間が経っているようだ。一度下り登り返すと、左側に木々が切れている場所がある。ここからは、大湖やMRT高架橋がよく見える。背後には、
金面山、
忠勇山が望める。碧山巖の建物が忠勇山の鞍部にちょこんと載っている。その奥の山は
大崙尾山やそれから五指山へ連なる山々だ。立ち止まると、セミの鳴き声がまだ結構大きく響いてるのに気づく。
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康楽山歩道尾根上の木々の切れ目から大湖方向を望む |
すこし進むと右に康樂山への道が分岐する。一度下り、また登り返すと康樂山の頂上だ。時刻は10時少し前、康樂山歩道入口から約30分の行程だ。ここは南側に樹木がなく、よい展望が望める。住宅街の奥に見える、中央の尖った山は
南港山の九五峰だ。その右には101ビルがスクっと立っている。南港山の左は、
猴山岳、その尾根を追っていくと
二格山が見える。目を凝らせば、南港山と101ビルの間の彼方に、
獅仔頭山や烏來の山々も判別できる。この方角から見るのは初めてなので、新鮮な感じだ。写真を撮り、食事をとって休憩する。
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康樂山頂上からのパノラマ(クリックで拡大) |
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南港山九五峰とその背後の山々 |
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安泰街を目指して尾根道を行く |
休んでいると、数名のパーティがやって来た。入れ違いに出発し、先ほどの分岐へ戻る。ここからもずっと尾根伝いに進む。登り下りを何度か繰り返す。木々が切れたところからは、五分山や、新山、五指山も見える。単独の登山者が坂を登ってきた。裸足だ。石畳の白鷺鷥山登山道はいざしらず(実際、二人ほど裸足の登山者を見かけた)、木の根や石もある土の道で裸足での歩行はかなりの猛者だ。人間は裸足のほうが、足からの感覚がわかり注意深く歩くというが、自分にはまねができない。下りがずっと続くようになると、ひっこり福徳宮の脇に出た。水道の蛇口がある。顔を洗うと気持ちが良い。木陰の尾根道とはいえ、登り下りを繰り返してきたので、全身汗だくだ。
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安泰路のスタンプ台と明舉山步道の入口 |
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古タイヤ階段の急な上り坂 |
福徳宮から舗装路の安泰路を少し行き、明舉山步道の入口に向かう。道脇にスタンプ台がある。その対面が登山口だ。いきなり急な坂道が現れる。古タイヤを使った階段が設けられている。補助ロープも張られている。登り切ると、小さな登り下りがあり左に柿子山への道を分岐する。右の道を取ると、基石がある。これが明舉山なのか。ここから急な下りが始まり、また登り下りがある。進むとベンチが設けられている。康樂山から約1時間休みなしに歩いてきたので、少し休憩する。
休憩後、尾根道をさらに10分ほど進むと石段の立派な道と合流した。脇にベンチもある。そのまま直進しても登山口に行くが、ここは左に取って石段を下る。石段を5分ほど下ると、廟に着いた。ここからはコンクリの歩道を歩いて行くとまもなく、內溝溪生態展示館に11時半過ぎに着いた。山歩きはここで終了だ。せっかくなので內溝溪生態展示館を覗いてみる。平日のこの時間は他にだれも入館者いない。係員が、フロア中央に据え付けてある周辺の立体地形模型で説明してくれた。冷房の効いている館内で、残っているコーヒーを飲んで一休みする。
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內溝溪生態館、左上が明挙山登山道入口 |
ここからは、康楽山を東湖忠三路のバス停まで約1km強歩いて行くだけだ。途中小1番バスが通りすぎていった。炎天下を歩くこと十数分で忠三路についた。ここから乗る630番バスは、沢山バスが止まっている大都会客運バス停ではなく、その先の橋を渡ったところだ。ここは始発点なので、ちょうどやって来た630番バスはここで折り返す。乗ったバスは12時少しすぎに発車し、約1時時間で家へ帰った。
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内溝渓 |
今回の行程は、約9.2km、休憩を含む行動時間3時間37分だ。標高は低いが山を三座越していったので、登攀高度合計は約480mある。もともと一般向けの登山道である台北親山歩道だが、この三つを合わせると、そこそこ歩きがいのあるルートとなる。歩行中の展望はないが、康樂山からは、広い展望を得られたのは期待以上だった。内湖の山は、以前に行った山々もあるが、明舉山の奥の方にも登山道はあり、いずれの機会にまた登るのもいいだろう。
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